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人事制度構築

オフィスの壁は「白」にしないでください。生産性を上げる部屋とは!?

オフィスの壁紙やインテリアを変えるだけで、仕事のパフォーマンスが大きく向上することをご存知でしょうか。

テキサス大学のナンシー・クウォレック教授が壁紙の色が生産性に与える影響を調査したところ、意外な結果が得られました。

白色のオフィスは生産性を下げる

研究チームは「白」「赤」「水色」の部屋を用意し、被験者に集中力を要する作業を行わせました。

皆さんは、どの部屋で最もミスが少なく作業がはかどったと思いますか。意外かもしれませんが、赤色の部屋で最もミスが少なく作業が進行したのです。次に良かったのが水色の部屋で、そして最も生産性が低かったのが白色の部屋でした。

一般的には白色の壁のオフィスが多いと思いますが、実はこれは生産性を考えると間違った選択だったのです。では、赤色が最適なのでしょうか。確かに赤色は細かな作業を短期間集中して行う場合には向いていますが、それがストレス源になる可能性も高いのです。

結果、生産性に最も効果的な色とされているのは、水色または緑色です。

緑色も水色と同様な効果が得られることが研究から得られています。とはいえ、壁紙を変えるのは大変な作業です。でも安心してください、壁紙を張り替えるまでしなくても、水色や緑色のインテリア、絵、写真を配置するだけでも効果は十分に得られます。特に観葉植物を置くことは効果的です。

観葉植物もオフィスの生産性を上げる

イギリスのエクセター大学のクリス・ナイト教授らの研究では、従業員の机から観葉植物が見えるように配置して18か月間観察したところ、効率性、記憶力、その他の基本的な能力が15%も向上したという結果が出ました。

ちなみに、植物があるオフィスで働く従業員の「幸福度」は、植物がないオフィスの従業員に比べて47%向上するとされています。

観葉植物を置くだけで生産性も幸福度も向上するなら、これほどコストパフォーマンスの良い手段は他にありません。ぜひ、皆さんの職場でも試してみてください。