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人事評価や賃金制度、企業型DC(確定拠出年金)導入のポイントなど、経営者や人事担当者に役立つ情報を発信しています。
人事制度構築

改善したかったら、とにかく測定してくだい。それだけで解決します

もしあなたがダイエットを始めようと思ったとしたら、まず最初に何を用意すべきでしょうか?

①体重計
②トレーニング器具
③ダイエット料理のレシピ本

どれもダイエットには欠かせないものばかりかもしれませんが、このなかで最も重要なのは、①「体重計」なのです。

体重計に乗るだけで…

こんな研究結果があります。

体重を減らしたい女性3026人を体重を測っている女性、きちんと測っていない女性別に、2年間に渡り追跡調査をしました。すると

毎日体重を測っていた女性:平均で5.4㎏減
きちんと測らなかった女性:平均で2.2kg増

なんと、7.6㎏も差がついたのです。

体重を測定するという単純な行為が、ダイエットをするうえでどれだけ重要かお判りいただけたと思います。

前述の研究は、「体重を減らそう」という明確な動機がありますが、そうでない場合であっても、人は測定する数字を改善しようと無意識に追い求めしまうのです。

なぜその家だけ電気使用量の少なかったのか

第一次オイルショックの際、オランダの研究者が国内のエネルギー消費量を調査しました。すると首都アムステルダムの郊外で、電気の使用量が近隣より30%も少ない家が何軒あることに気づきました。

この家の住人が特に環境を対して敏感だったというわけではありません。もちろん電気料金もほかと同じです。唯一違っていたのは、電気メーターがすぐ目につく場所に設置されていたということだったのです。

人は数値化されると、それを無意識に改善しようとしてしまうのです。

ピーター・F・ドラッカーの言葉を借りれば

測定できるものは改善される

のです。

もし改善したい数値、伸ばしたい数値があれば、それを定期的に測定し「見える化」することが大事なのです。